腰痛の種類

腰痛に悩まされている方は多くいらっしゃるでしょう。そんな腰痛は、大きく分けて2種類あります。その種類によって特徴や症状も異なってくるので、ぜひ参考にしてください。

慢性腰痛

これは、痛みが3ヶ月以上続くものです。慢性腰痛では、ズキズキやジーンとした鈍痛がしつこく続きます。場合によっては、痛みが徐々に強くなったり、痛みがおさまったり強くなったりを繰り返すこともあります。痛みの他にも、腰のこりや張り、疲れなどを感じることもあるでしょう。

慢性腰痛の特徴としては、何がきっかけで痛みが始まったのか判断することができず、いつの間にか痛みが始まることが多いということです。慢性腰痛は自然に改善することは難しく、しっかりとしたケアが大切になります。

椎間板ヘルニアや骨粗しょう症、変形性腰椎症などの腰の病気や内臓の病気、心理・社会的な要因が深く関与していることが多いので、改善には時間がかかるでしょう。

急性腰痛

これは、腰の痛みが起こってから約4週間以内におさまるものです。急性腰痛の場合は、突然の強い痛みや動けなくなるほどの強烈な痛みに襲われます。よく知られているものは、ぎっくり腰でしょう。くしゃみをした瞬間や重い物を持ち上げた瞬間など、腰痛が始まったきっかけが分かるのが特徴です。

急性腰痛は、安静にしていれば自然と痛みは収まりますが、激しい急性腰痛をこじらせて慢性腰痛に移行するケースもあるので油断はできません。主な原因としては、腰の怪我や筋肉疲労、腰椎の変性、内臓の病気や精神的なストレスがありますが、レントゲンなどの画像検査の結果では異常が見られないことが多いです。痛み以外に深刻な症状が現れることは少ないですが、生活を改善しなければ再発し、その度に症状が重くなってしまうので注意しましょう。